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武富士買収、韓国企業の狙い ちらつく創業・武井家の影

経営破綻した消費者金融大手、武富士の支援スポンサーに韓国の同業大手、A&Pファイナンシャルが決まった。
破綻原因となった契約者への過払い利息の返還から開放され、身軽になった武富士を買収し、
そのブランド力を生かし日本市場に進出する。ただ、経営トップも含めA&Pの実態はよく分かっていない。
スポンサー選定をめぐっても、破綻の責任を負い経営から離れた創業者一族の武井家の意向が
働いたとの指摘もあり、不透明な部分が多い。

謎の経営者
 「資金提供や事業の規模などから、スポンサーにふさわしいかどうかを判断した」

武富士の管財人をつとめる小畑英一弁護士は今月6日、東京都新宿区の武富士本社で会見し、
A&Pを選定した理由を説明した。

A&Pは最終入札で米投資ファンドのサーベラスや国内消費者金融のJトラストなど3社を退け、
優先交渉権を獲得。東京地裁の許可を受け、4月27日にスポンサー契約を結んだ。

韓国では、「ラッシュ&キャッシュ」のブランド名で消費者金融業を展開。同社を中核とする
金融グループの貸付残高は約2兆800億ウォン(約1560億円)に上り、韓国では最大の規模を誇るという。

ただ、日本ではその実態はほとんど知られていない。6日の会見には、経営トップは姿を見せず、プロフィルも不明。
小畑氏は「40歳代の在日韓国人。武富士再建に情熱を持っている」とコメントしただけだった。

MSN産経ニュース 2011.5.21 18:00 (1/3ページ)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110521/fnc11052118000008-n1.htm