私がまだ学生の頃です。
東京や横浜にはアメリカンスクールやインターナショナルスクールといって
外国の子どもたちが通っている幼稚園〜高校があるのですが、
高校の中にも白人は白人、アジアはアジア人などクラスの中でもグループに
分かれてしまうこともあって、白人の女子グループはいつも日本の学生のことを
こう呼んでいたんです。
「ゴキブリ」 
日本の学生はいつも黒い制服を着ている、頭から靴まで真っ黒。
「無愛想な日本人、醜い日本人、まるでゴキブリ、だから日本人は嫌い」
という意味でコックローチと呼んでいたのです。
外で日本の学生とすれ違うと、みんなガムかみながら、
ジャップ、ゴキブリと言うんですよ。
こうやって戦後何十年と経っていても若い人たちの間でも
偏見や人種差別は消えません。
中国も韓国も日本も彼らから見れば同じ黄色人種なのです。