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 9日の南北閣僚級会談について文氏は「南北関係改善と朝鮮半島平和の転機に
しなければならない」と、これを機に半島情勢の緊張緩和につなげる考えを表明した。

 その上で「ある程度の成果が担保されるなら、いつでも首脳会談に応じる用意がある」
と述べ、条件や環境が整えば、金正恩委員長と直接会談するとの意欲を改めて示した。
稼働が中断している開城工業団地の再開は「北朝鮮の核問題の進展が必要だ」と、
すぐには難しいとの見方を示した。

 南北会談実現は「トランプ米大統領の役割が非常に大きい。感謝したい」と
米国による制裁・圧力の効果を評価した。「この対話を契機に、北朝鮮の核問題を
対話で解決させていきたい」とし、「この点について米国とは意見が一致している」
と米国との緊密な連携をアピールした。

 南北会談では北朝鮮の平昌五輪参加で合意した一方、核放棄を巡る対話再開は
拒絶されたが、文氏は「南北関係改善は北朝鮮の核問題の解決にも役立つ」と断言。
「平昌五輪・パラリンピックを成功裏に終え、平和オリンピックになるよう、
最後まで努力する」と力を込めた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2549482010012018MM0000/