>>952

−−合意に込められた「不可逆的な解決」という表現に批判が多いが。

「TFの発表のようにこの表現は韓国が先に提案した。当時、提案を聞いた日本側は
非常に驚いた。韓国は、日本がまた2014年の『河野談話検証』のように
責任と謝罪に対する立場を覆すような言動をしてはならないという意味で提案した。
TFは交渉途中にこうした立場が逆になって『今回の慰安婦合意は不可逆的な解決』と
脈絡が変わったと指摘したが、あえてそうする必要があるのか。
韓国側は『不可逆的』の趣旨を自ら変えたり訂正した事実は今まで一度もなかった」

−−当時、米国の圧力で両国が急いで合意したという指摘もあったが。

「私が取材したところによると、合意当時に米国の圧力は全くなかった。
朴槿恵政権が慰安婦問題の進展を日韓首脳会談の前提条件としたため問題が
さらに複雑になったというTF報告書の内容には同意する。
日本は朴槿恵政権の発足初期から慰安婦問題以外の事案により尹炳世外交部長官に対する
強い不信感を抱いていた。このため尹長官ラインでは両首脳間で本音で交渉できないと
判断し、秘密接触が始まった。取材の過程で知った交渉内容をすべて明らかにすることは
できないが、当時、韓国側は非常に強い決意を持って交渉に臨んだ。
交渉を主導した李丙ギ元大統領秘書室長は家族に慰安婦被害者がいるのではと思うほど
強く日本に攻勢を見せ、日本は最後まで苦しんだ。今回のTFは韓国に残っている
書類だけを見たはずだが、当時の日本政府の状況と交渉の雰囲気を把握していない。
実際は報告書の内容とは違い、非常に激しい状況だった」 (中央SUNDAY第566号)

http://japanese.joins.com/article/519/237519.html