この手の連中って、ドッキングポートが2種類(以上)あるってことすら知らなさそう。

昔から自動ドッキングが行えるのは、ロシアが使ってるアンドロジナス機構。
ロボットアームは宇宙ステーションにしか設置されてないので、宇宙船同士がドッキングするには、
自動ドッキングの技術が欠かせないからだ。ロシアはそれを流用している。
EUの輸送船はこの技術を供与された。
デメリットは、直径80cmの円形ポートなので、大きな荷物は入らない。
自動ドッキングも、ISSでは正直何のメリットも無い。(むしろ衝突の危険がある)

日本はアメリカ側のドッキングポートを使っている。
これは1m四方の四角いポートで、大型ラックが直接入る。
このポートはそもそも、自動ドッキングに対応していない。
だからどの国であろうと、自動ドッキングでこのポートに接続する国は存在しない。
むしろロボットアームを使うことで、数メートル先にランデブー・静止してから
アームに捕まえてもらうので、衝突のリスクが無く、現在では優れた方法だとされている。

また、2021年度から使う次世代のこうのとり2(仮)では、
新たに設置された、自動ドッキング対応ポートでの試験を行いたい意向なのは、
上の方で述べられている通り。
日本はこれまで、6機のこうのとりに完璧に成功しているので、非常に信頼が厚い。