【南北首脳会談】 在日コリアン高校生「統一こそ未来」 [04/20]
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在日コリアン高校生「統一こそ未来」
毎日新聞 2018年4月20日 09時47分(最終更新 4月20日 09時47分)

 韓国と北朝鮮の南北首脳会談が27日に開かれる。朝鮮半島の非核化や東アジアの
平和に向け、大きな転換点になる可能性があるこの会談を、日本で暮らす在日コリアンの
若者らはどのようにみているのだろうか。大阪市東成区の東成区民センターで
18日夜、10代の高校生7人が南北関係への思いなどについて率直な考えを述べた。

 NPO法人「コリアNGOセンター」(大阪市生野区)が開いたシンポジウム
「東北アジアの平和と未来を語るつどい」の一環。建国高(同市)▽金剛学園高(同市)
▽大阪朝鮮高級学校(東大阪市)▽府立住吉高(大阪市)−−の生徒が参加し、
「平和・統一に向けた私たちの思い」をテーマに話し合った。

 連日流れる朝鮮半島情勢のニュースについて、金剛学園高3年の朴雨蘭(パクウラン)
さん(17)は日本と韓国双方のメディアを参考にしていると話し、
「論調の違いを感じる。真ん中の目線で見ることが大事だと思う」と強調した。

 一方、大阪朝鮮高級学校3年の女子生徒は
「日常的に見るニュースは、私たちが『祖国』と呼ぶ国を批判する内容が多い。
誰の言葉を信じればいいのか複雑だ」と胸の内を明かした。

 小学生の頃に朝鮮学校に通ったことがあるという府立住吉高3年の
高志旻(コジミン)さん(18)も「日本のニュースを見ると北朝鮮のことを
悪く言っている。でも、政府だけを見て、その国の人を判断しないでほしい」と語った。

 会談の結果によっては、南北関係が大きく進展する可能性がある。
統一への希望の声も聞かれた。

 建国高2年の金甫泳(キムポヨン)さん(16)は「統一すれば朝鮮半島がアジアの
中心になっていく。韓国にとっても、北朝鮮にとっても、統一こそ未来」と話した。

 金剛学園高3年の金主喜(キムジュヒ)さん(17)も「何よりも早く平和が訪れて
ほしい。私も偏見を持つことなく、平和につながる行動を取っていきたい」
と前向きな言葉を並べた。

 大阪朝鮮高級学校の女子生徒は「日本にいると平和が当たり前に感じる。
でも決してそうではない。自分の問題として統一を考え、実現する日が来れば
朝鮮半島にいる人たちと共に喜び合いたい」と期待を語った。【金志尚】

https://mainichi.jp/articles/20180420/k00/00e/040/188000c