連続ドラマ小説｢二ホンちゃん」61クール目復活版
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「隠れ信仰」
ヨハネ君が養子になっているバチカンのおっさ
んの教会は世界中に小さなマリア像やキリスト
さんの十字架を置いてそれを崇めてもらってい
ます、他には聖書もあるのでとにかく影響が凄
いです。
それはＥＵ丁ではそれこそ大昔からです。
「あの頃のＥＵ丁の殆どを敷地にしていたロー
マさんの頃からあったんだよね」
「うん、ローマさんの主がコンスタンチヌスさ
んの頃からね」
ニホンちゃんがウヨ君に答えます、この頃のニ
ホンちゃんのお家はもうかなり古くてご本家の
方々の日記もあやふやなところがあるとか。
そんな大昔からあった教会が凄いのか日ノ本家
のご本家のどちらが凄いのかどうかはわからな
いところですが。
その日ノ本家があちこちのお部屋ごとで何かと
喧嘩をしていたセンゴクの頃に教会のザビエル
さんが来てマリア像や十字架に聖書を紹介して
からです。
この教えも日ノ本家に入ってです、伝わってい
ましたが。
ヨハネ君がトウエイさんの如くワープをしてニ
ホンちゃん達のところに来て悲しいお顔で言う
のでした。 「トクガワさん、その前のヒデヨシさんの頃か
ら私の教会の教えが否定されていたことは悲し
いことですね」
「ううん、それはね」
「仕方ないところもあったからな」
ニホンちゃんとウヨ君はそのヨハネ君にどうか
というお顔で答えました。
「教会は信仰する人を利用してうちに影響を及
ぼそうとしていたしな」
「それに勝手にうちの人をよそで働かせていた
し」
それでヒデヨシさんがびっくりして雇いなおし
たことがあったのです、当然トクガワさんのは
じまりのイエヤスさんも知っていることでした。
それで、です。日ノ本家では教会での教えはそ
れからはニッテイさんの時代になるまで信じて
は駄目になったのです。
ですがヨハネ君はこのことは全く聞かなかった
ことにしました、伊達に地球町で生まれ育って
いることではないということでしょうかこの子
もタフです。
それで、です。ニホンちゃんとウヨ君にその瞳
をきらきらとさせて言うのでした。
「ですがその間の苦難が実りましたね」
「あっ、この頃のマリア像や十字架がね」
ニホンちゃんがそのヨハネ君に対して応えまし
た。 「町の文化遺産になったのね」
「はい、素晴らしいことに」
瞳をきらきらとさせつつです、ヨハネ君はニホ
ンちゃんに応えました。
「そうなりました」
「そうなのね、ただね」
「ただ？」
「いや、その頃から大事に保管されていたこと
はね」
とりあえず教会とヒデヨシさんやトクガワさん
との経緯は置いておいてそれで応えるニホンち
ゃんでした。ウヨ君も今は黙ってお話を聞いて
います。
「凄いことね」
「全くです、信仰の力です」
ヨハネ君の瞳はきらきらとしたままです、本当
に強いです。
「何と素晴らしいことでしょう、このことはニ
ホンさんもウヨ君も誇りに思って下さい。そし
てです」
「そして？」
「そしてか」
「もう二度と教えが妨げられる様なことがあっ
てはいけません」
お二人が言ったことはやっぱりスルーしていま
した、この心の強さは見事です。 そうしてそのずっと密かに崇められていたマリ
ア像や十字架に深々と礼拝をしてからです、ヨ
ハネ君は二人に言いました。
「このマリア像や十字架はこれからも大事にし
て下さいね」
「うん、大事にはするから」
「そのことは約束するからな」
二人もこう応えはします、そうしてなのでした。
ヨハネ君は教会まで満面の笑顔で帰ります、で
すがそのヨハネ君を見送ってからです。
ニホンちゃんもウヨ君も微妙なお顔になってそ
れで二人でお話をしました。
「ヨハネ君完全にヒデヨシさん達のことはスル
ーしてたわね」
「ちゃんと言ったけれどね」
そのせいで日ノ本家で信じることが駄目になっ
たことはです。
「それでもね」
「聞いてなかったわね」
「それで都合よく感謝して」
「帰っていったけれど」
「いい性格しているのか純粋なのか」
「わからないわね」
果たしてどちらでしょうか、どうも今回のこと
でヨハネ君が少しわからなくなったお二人でし
た。 世界文化遺産への登録を目指していた「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連
遺産」について、ユネスコの諮問機関は「世界遺産にふさわしい」と勧告しま
した。これにより、長崎市の大浦天主堂など１２の構成資産はことし世界文化
遺産に登録される見通しとなりました。
長崎県と熊本県の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、原城跡や
大浦天主堂、さらに禁教期にキリシタンが暮らした集落など１２の資産で構成
され、日本政府がことし、世界文化遺産への登録を目指しています。
ユネスコの諮問機関「イコモス」は現地調査などを行った結果、「世界遺産に
登録することがふさわしい」とする勧告をまとめました。
今回の勧告は４段階ある評価のうち最も高いことなどから、「長崎と天草地方
の潜伏キリシタン関連遺産」は、ことしバーレーンで開かれる世界遺産委員会
で正式に世界文化遺産に登録される見通しとなりました。国内の世界遺産は現
在、文化遺産が１７件、自然遺産が４件です。
■当初の14から指摘を受けて２つ外す
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、長崎県と熊本県の主に江戸
時代の禁教期のキリシタンに関する１２の資産から構成されています。
当初は１４の資産から構成されていましたが、２年前にユネスコの諮問機関から
「キリスト教の信仰が禁じられた時期に焦点を当てるべきだ」と内容を見直す
よう指摘されました。
そして、地元の自治体などが構成資産を見直した結果、名称を「長崎の教会群
とキリスト教関連遺産」から「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に
変更したほか、禁教との関係を証明するのが困難な２つの資産を外して、再び推
薦書を提出していました。
ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20180504/k10011426801000.html ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
