二人町長事件は当選証書が二枚発行されたってすごい現象よな

相撲に関する歴史の本読むと今の大相撲のウヨっぽい主張にはあまり歴史的根拠がないことが分かって面白いンゴ

飯田道夫『相撲節会―大相撲の源流』(人文書院)
和歌森太郎『相撲今むかし』(河出文庫)
新田一郎『相撲の歴史』(講談社学術文庫)
『特集 大相撲』現代思想 38(13)

『相撲の歴史』は人類史の中の格闘技って大きな枠組みで相撲を捉えてるから意欲的でおもろい
新田一郎は元学生力士で東大相撲部の部長やしな
『現代思想』の大相撲特集は様々な学問から相撲を論じてておすすめや

逆に駄本なのが内館牧子『女はなぜ土俵にあがれないのか』(幻冬舎新書)やな
内館が社会人入学した東北大大学院の宗教学研究科で書いた修論がベースらしいけど「女を土俵に上がらせない」という護教的結論ありきで
宗教学のタブーやコミュニタス論や民俗学のケガレ論をパッチワークした中途半端な本ンゴ…