近刊
【殺しの柳川 ─ 日韓戦後秘史】
竹中明洋(著) 小学館 2019/7/3

  在日に愛され、在日に憎まれた男の真実

最強の「在日ヤクザ」と称された柳川次郎は、1969年に柳川組を解散すると日韓
の架け橋として両国を行き来した。

全斗煥時代には政権中枢に影響を及ぼすも、民主化とともに力を失い、志半ばで
1991年に没した。

柳川が堅気となった後半生は、これまでほとんど語られたことがなかった。

暴力的なイメージゆえに、日本人社会だけでなく在日社会からも白眼視されたから
である。

日韓戦後史のなかで異彩を放った男の本格評伝。