(´・ω・`) 読書案内その2だよ
彡(-)(-)  丸山眞男『日本政治思想史研究』は名著やけど丸山思想史学はちょっと特殊なので外したンゴ…

・渡辺浩『近世日本社会と宋学 増補新装版』、東京大学出版会、2010
日本において儒教がいかに変容したかが豊富な例で解き明かされている。日本儒教の性格を考える時の必読書である。

・前田勉『近世日本の儒学と兵学』、ぺりかん社、1996
朱子学を中心に描かれてきた近世日本思想史を兵学中心に再構成した挑戦的な一冊。山鹿素行らを例に兵学中心に受容された日本儒教を描く。

・古田博司『東アジアの思想風景』、岩波書店、1998
朝鮮史研究者による刺激的な内容の書物で、朝鮮儒教の特色や日本儒教の異質性の指摘は、
儒教文化圏という括り方に対する問題定義になっている。

・土田健次郎『二十一世紀に儒教を問う』、早稲田大学出版部、2010
特に第二章「二十一世紀の儒教」は、長年欧米やアジアで儒教の現代的意義を説いてきた
ハーバード大学名誉教授の杜維明による、よくまとまった現代儒教論である、現代における儒教肯定論の論法がよくわかる。