在日米軍基地、韓国人訪問時の確認手続きを厳格化
記事入力 : 2018/10/16 11:05

 韓国国民は今後、在日米軍基地に出入りするときは、北朝鮮・中国・ロシア国民と
同じレベルの特別な確認手続きを経なければならなくなった。
米軍の機関紙「星条旗新聞」が15日付で伝えた。
在日米軍は最近、韓国籍の人間が在日米軍基地で友人と会ったり行事への参加を
希望したりする場合、追加の審査を行うよう定めたという。

 星条旗新聞は、最近になって在日米軍基地訪問時に別途の措置が必要な
規制対象国籍に「米国の長年の同盟国」である韓国が加えられた、と伝えた。
韓国は、北朝鮮・中国・ロシア・イラン・アフガニスタンなど50カ国と共に
規制対象リストに載ったという。
在日米軍は、こうした措置を取った理由についてコメントしなかったが、
韓国に対する米軍の認識の変化と関連があるという分析がなされている。

 世界各国に基地を置く米軍は、基地訪問者を国籍によって区分し、出入りを
コントロールしている。部隊の保全、防諜(ぼうちょう)、テロ予防などが理由だ。
在韓米軍の場合、北朝鮮やイランの国民などに対し、基地への出入りを禁じている。

 在日米軍の横田空軍基地の正門には、韓国を含む規制対象国リストと共に
「何人もこれら第三国の国民を横田基地にエスコートすることはできない。
当該人物が(中略)対象国の国民ではないことを証明するのは、
エスコートするスポンサーの責任である
(No personnel will escort a designated third country national onto Yokota Air
Base. It is the responsibility of the escort sponsor to verify the individual
is not from one of the … designated countries.)」という表示が登場したという。