>>172
『閻羅王授記四衆逆修生七往生浄土経』、これは中国に渡った仏教が現地の宗教である
道教と習合していく過程で生まれたものじゃが、これによって晩唐の頃「十王信仰」が成立
しておる。

冥府の裁判官と言えば閻魔大王が有名じゃが、実は裁判官は十人おって、それぞれに
初七日から七七日(四十九日)、百ヶ日、一周忌、三回忌に裁判を行う。
どういう部分を判断するのかは長くなるんで割愛するが、五七日の裁判官である閻魔大王
だけ突出して有名なのは、彼が地獄の獄卒を統括する管理者であると見なされているから
と言われておる。

>>173
基本的に、衛生面の問題から日本は火葬することになっておるが、宗教上の理由などで
土葬することも出来る。
沖縄では、土葬して三年後に掘り出し、骨を洗って再度墓に収めるといった儀式を行う
地域もあったりする。

ちなみに仏教は基本火葬。「荼毘にふす」

>>174
位牌の使用だとか、儒教の影響は確かにあるが、基本的には釈尊が執り行った浄飯王の
(釈尊の父)葬儀や、釈尊自身の葬儀の様子に由来があるものじゃよ。