村山智順『朝鮮の巫覡』という本があるのう。

ウリも大学の図書館で読んだきり、手元にはないので当時の読書ノートによれば

 日本統治時代の朝鮮における巫覡の実態が、各地警察署から上がった報告を中心に
羅列されている。
 当時の巫覡がどういう活動を行っていたかをざっくりと知ることが出来るが、警察署の
報告はかなり簡単なもので、なんら学術的な考察を加えたものではなく、彼らの活動が
どのような土着信仰上の意味をもって行われていたかを知る由はない。

という寸評が書いてある。
犬の首を並べて云々といった報告が載ってはいるが、それが何を目的にした儀式なのか、
といった部分にはほとんど触れられていないんじゃな。

それこそキジを引き裂いたりするようなデモが前にあったが、ああいうのは何を目的にして
いるのか判り易いんじゃがのう。