フランス人写真家が見た 写真17点

 日本海の真ん中、日本と韓国のほぼ中間地点に、2つの岩山のような小島がある。
この島はしかし、300年以上にわたって日本と韓国の争いの中心になっている。
日本では竹島、韓国では独島(トクト)、第三国ではリアンクール岩礁と呼ばれている島だ。

 ここは決して観光客向けの場所ではない。
しかし、韓国の熱狂的な愛国者たちは、集団でこの島を訪れる。
そして、国旗を掲げ、自撮り写真を撮り、音楽を演奏し、遊歩道を行進し、韓国がみずからの領土だと主張する海岸線を見物するなど、彼らにとっての「国民の義務」を果たす。

 運賃と2回の長い船旅の時間さえあれば、何が愛国者たちを駆り立て、いまだに国々を隔てているのかを、直接見ることができるかもしれない。

National Geographic
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/photo/16/b/111600044/