>>2
たぶん目標とする離床出力が得られなかったのでしょうね。
燃焼効率を考えるなら、噴射された燃料はできれば燃焼室内、
最悪でもノズルのスカート内で反応させれば、燃焼エネルギー
を効率よく推力に変えることができる。

一方でロケット打ち上げに置ける初期の離床段階では、推力の
一部はロケットの自重を支えるためだけに浪費され、自重を支えた
残りの推力が加速に用いられる。
仮にロケットの自重より推力が小さい場合、いくら噴射しても、
ロケットは発射台から離床できず全く加速しない。

そのためロケットの第1段に関しては、ロケット全体の重量に対して
どれだけの(何倍の)推力を出せるかは極めて重要だ。
燃焼効率を犠牲にしてでも推力を増やした方が、結果的にロケット
全体の加速効率が良くなり、打ち上げ能力が上がるというケース
がある。(今回はおそらくこれ)