日韓議連 額賀会長 韓国首相に議長発言を抗議
2019年2月13日 12時25分

日韓関係が悪化する中、日韓議員連盟の会長を務める額賀・元財務大臣はソウルで
イ・ナギョン(李洛淵)首相らと会談し、慰安婦問題をめぐる韓国の国会議長の
発言について抗議したのに対し、韓国側は議長に伝える考えを示しました。
また額賀氏は太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題について、適切な対応を求めました。

日韓議員連盟の会長を務める自民党の額賀 元財務大臣は12日からソウルを訪れていて、
13日午前、イ・ナギョン首相らと1時間余り会談しました。

この中で額賀氏は、慰安婦問題をめぐって韓国のムン・ヒサン(文喜相)国会議長が
天皇陛下が謝罪すれば解消されるなどと述べたことについて「耳を疑うような発言だ。
日韓関係にマイナスで、許しがたく、反省してもらいたい」と述べ、抗議しました。

これに対し会談に同席した、韓日議員連盟のカン・チャンイル(姜昌一)会長は
「しっかりと議長に伝える」と応じたということです。

また、額賀氏は太平洋戦争中の「徴用」をめぐり、韓国の裁判所が日本企業の資産の
差し押さえを認める決定を出したことについて適切に対応するよう求めました。

これに対しイ首相は「両国関係をこれ以上、悪化させないような形で
取り組んでいきたい。できるだけ誠意を持ってやっている」と述べたということです。

このあと額賀氏は記者団に対し「日韓関係をこれ以上悪化させないためにどうすれば
いいか、率直に意見交換できた。主張すべきことは主張し、分かってもらえたことも
たくさんあるので今後も連絡を取り合いながら対応していきたい」と述べました。