欧米列強に比べて小国で体格も小さい日本人は、
源義経、楠木正成、真田幸村など、巨大な軍事力に奇策で挑む弱小勢力を
英雄視する傾向がある。
伊藤博文のような最高権力者を単身で討ち取った安重根を
「敵ながら天晴だ」と感じる土壌は十分にあったといえる。