>>852
一応ハーメルンの笛吹き男は伝説そのものよりドイツ中世史の阿部謹也が書いた歴史読み物のことやと思うで
それにしたって今や一般向け読み物の域を出んし
アベキン以降さらにそのへんの民衆史とかフォークロアとか学術的にアップデートされたのに
懐古的に出してくるのがそのレベル止まりな時点で木村延夫の精一杯インテリぶりたがってる無学ジジイっぷりがあらわになるだけなんやけど
阿部謹也がひところ組んで活動してた日本中世史の網野善彦の名前は出てこない辺りもいろいろとお察しやし
阿部謹也の自伝読んでたら彼が一橋卒業するとき如水会の偉いさんが今でいうヘイト発言をするのを聞いて入会しなかったのが一橋の教授〜学長の時期に問題になったとか、木村延夫とは相容れないリベラルな知識人なのがわかると思うんやけどね
そもそもアベキンの師匠が日教組の指導者的立場にいた上原専禄で、そのために就職で苦労した話なんかも一般向けの『自分のなかに歴史をよむ』なんかに出てくるんやけど
木村くん、教養ってそうやって大昔に読んだ一冊の本をタイトルだけ覚えてることやなくて、そこからいろんな他の知識にネットワークを張り巡らしていくことやと思うで?