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おだてに弱い日本の政治家と役人

 2度も騙された日本が今回も騙されるとは考えにくい。
しかも文在寅政権は、慰安婦合意の事実上の破棄、日韓国交正常化協定を踏みにじる
「徴用工」判決、日本の哨戒機に対する射撃管制レーダーの照射など、
過去の政権に輪をかけた「卑日」を繰り返している。

 それなのに韓国では「日本にドルを持ってこさせればよい」との意見がいまだに語られる。
イ・チョルホ記者だけではない。「日本の政治家や役人はおだてに弱い。
最後はスワップに応じるはずだ」と語る日本通の韓国人がけっこういる。

 そういえば、スワップ協議再開を中断した直後の2017年1月11日、
中央日報・日本語版に興味深い記事が載った。中央日報系のテレビ局JTBCの
チョ・ミンクン経済産業部次長が書いた「韓国が厄介な隣国と生きていく姿勢」だ。
要旨は以下だ。

●慰安婦像を口実に日本がスワップ再開協議を中断したのは偏狭な行為だ。
「そんな日本と手を組むな」との批判も多い。だが、国際金融市場に暴風が
予告されている今、すべての手段を動員し最大の防壁を築くべきである。

●韓国と日本の財務官僚は毎年、サッカーの親善試合を開く。
両国関係が悪い時も、それは開かれた。
親善試合とはいえ、激しい自尊心競争は他の韓日国家対抗戦に劣らない。

●昨年の最大の功労者は試合前日の酒宴で「論介(ロンゲ)戦術」を駆使し、
日本のエース級選手に大酒を飲ませた幹部だった。

●初日の試合では「1-0」で韓国が勝った。
翌日の試合で韓国は補欠級の選手を出し「0-1」で日本に勝ちを譲った。
厄介な隣国と生きて行くとはこういうことだ。