「文大統領、日本の若者と会えば韓日関係の改善にも」
2019年06月15日11時42分 中央日報/中央日報日本語版

5日午後3時、平日の昼だが、東京新宿区の新大久保駅付近は賑わっていた。
チーズホットドッグを売る店の前では立ちながらホットドッグを食べる人が多く、
接触せずに通過するのが難しいほどだった。
強制徴用賠償判決などの問題で韓日関係が最悪というが、
東京最大の「コリアタウン」のここにはそれほど大きな影響がなさそうだった。

ここで17年前から韓国語教室「新大久保語学院」を運営している
イ・スンミン院長(53)は「本当によかった」と語った。
日本人が韓国文化を楽しむために訪ねてくる「韓流1番地」の新大久保は
2000年代以降、両国関係の変化によって浮き沈みを経験してきたからだ。
イ院長は1996年に留学生として日本に渡り、
新大久保の店のアルバイトとして、韓国人対象の新聞の発行人として、
韓国語教室の代表として仕事をしながら、この地域の変化を眺めてきた。

もともと東京に暮らす韓国人の生活拠点だった新大久保は、
2002年の韓日ワールドカップ(W杯)共同開催、
2004年のドラマ『冬のソナタ』の「ヨン様」ブームなどで日本人に知られ始めた。
韓国の飲食店や韓流関連グッズを販売する店が次々とオープンし、
地方から団体でバスを借りて来る人も出てきた。
しかし2012年ごろから少しずつ日本人の訪問客が減り始めた。
「同年の李明博(イ・ミョンバク)元大統領の独島(ドクト、日本名・竹島)訪問後、
韓日関係が急激に冷え込んだ。
新大久保も雰囲気が冷めて一時は飲食店の売り上げが半分に落ちた」。