強制徴用:日本の仲裁委要請に識者「韓国が承諾しても人選が困難」
記事入力 : 2019/05/20 21:49

G20大阪サミットでの韓日会談実現を見据え、仲裁委開催を承諾する可能性も
「委員・第三国の選定」で難航予想

 日本政府が20日、韓国大法院の強制徴用賠償判決に関する仲裁委員会の開催を
韓国に要請したことについて、韓国外交部(省に相当)は
「慎重に検討する」との立場を明らかにした。

 韓国外交部は「外交ルートを通じ、日本側から韓日請求権協定に基づく仲裁委員会の
開催を要請する外交文書を受け取った」とした上で「韓国政府は日本側の措置について
諸般の要素を勘案し、慎重に検討していく予定」と説明した。

 日本の外務省はこの日、韓日請求権協定に基づいて、第三国の委員を含む仲裁委員会の
開催を要請してきた。日本政府はこれまで、この問題で韓国に二国間協議を求めて
いたが、韓国政府が応じる意志を見せないため、仲裁委員会開催を要求したという。

 日本政府は今年1月9日、強制徴用賠償判決に関連し、韓日請求権協定に基づく
紛争解決手続きである二国間協議を要請し、30日以内に回答するよう求めた。
これに対し韓国政府は「検討する」として回答を保留してきた。