>>693
>HY-100も80年代に作られた程度のものだし

HY-130は70年代初頭まで遡るが、半世紀経っても未だ実用化できてない。溶接学会誌では「割れ感受性が
非常に高く溶接が困難」と説明し、英語版Wikiでは「溶接不可能」とぶっちゃけている。HY-100にしても溶接に
時間をかけなきゃならないのでコスト高、これをなんとかするというのは現在進行系の研究となる。

>>688
>ニッケルを増量してるのは溶接をしやすくする為かな?

炭素鋼の温度上げて原子の並びが面心立方格子構造ってのになると、非磁性体になる。冷めると磁性体に
戻るのだけど、これを常温に戻しても非磁性体のままにしたのがオーステナイト系スレンレス鋼。ニッケルは
オーステナイト相になる温度範囲を広げるためにつかわれている。ドイツのEN1.3964だとニッケルは16%とか。

ただ、HY-80にせよHY-100にせよニッケルの使用量はMIL-S-6262Kにおいて厚さ別で2〜3.5%の範囲で異な
るのに、0.25%増と断言しているのがよくわからん。

>>694
>韓国も日本の1980年代の鋼材レベルは作れるようになったのか

アメリカはいまだにHY-100で潜水艦作るのに苦労してるし、本邦のNS110も一部に使用されてるだけで、そうり
ゅうだってNS80で作ってるわけで。80年代レベルってのは現在でも最新鋭だよ?