さて、場所は横浜地裁。悪鬼(ネトウヨ)殺し神原砲兵軍団長&ターミネーター2号嶋崎機動部隊司令はやや苦戦していた。決戦兵器「50000¥」型長距離大型榴弾砲の調整が完全では無かった可能性が指摘されるが真相はまだ明らかではない。
また戦略長距離射撃というドクトリンは未熟だった可能性もある。
しかし彼は歴戦の殺し屋、横浜地裁にて狂奔する悪鬼(ネトウヨ)を一応防ぐことに成功した。
榴弾砲は近接戦闘には無力とされる。悪鬼共はその隙をついて数を頼んだ白兵戦を神原に挑んだ。
しかし悪鬼はそれを超えるモノでは無かった。何と榴弾砲にはダメージを与えることは出来なかった。
苦戦というのはあくまでも榴弾砲が悪鬼を肉片に変えることは出来なかった、以上の意味は無い。
反訴において悪鬼共と神原は共に打撃を敵対勢力に与えられなかった、それだけのこと。大型榴弾砲は健在、射撃指揮装置の改良に司令は取り掛かった。
彼は勝つこと、滅ぼすことに特化した能力を持つ。控訴審にて射撃は悪鬼を肉片に変えることは約束にして盟約。彼はそれを違えない。だから悪鬼(ネトウヨ)殺しなのだ。汚れの無い祈り、尊い約束。悪鬼(ネトウヨ)殺しの渾名は其の文言に反し聖名である。
嶋崎機動部隊司令は艦載機による爆撃で横浜の要塞砲を破壊した。しかし、そこで補給が途絶えた。死に損ないの被告らが死にたくないだけ、それだけの目的で要塞防御を強化していたのだ。
しかしターミネーター2は禁じ手である海上戦力による陸上要塞攻撃で戦果を挙げた。請求は認容された。それが要塞完全破壊に至らないだけのこと。
通常型爆弾を要塞砲主砲砲身に狙撃の如く命中させ要塞砲は破壊された。観測兵は、爆弾が砲身に吸い込まれた後跡形も無く吹っ飛んた、と回想している。射爆照準機は冷酷に爆弾を要塞砲に運んだのだ。まるで誘導弾のように。
嶋崎司令は寛容にして冷酷。控訴審において爆撃による狙撃を完成させるべく徹甲爆弾の採用を決定。控訴審にてそれは悪鬼を貫く閃光となる。
ターミネーターおぐりん、ここに決断を下した。反応兵器は完成。ファシストは完全に捕捉。キャリアーについて思索を重ねていた。そして決定。史上初の慣性誘導弾による核攻撃である。ファシストの防衛を一切無視してファシストを焼き払う。それには出し惜しみは出来ない。
指揮者にして学者にして滅ぼすもの。だから彼は強い。敵対出来ない。してはならない。
尚ククリーナなる狂人が彼に挑んだが誘導弾の標的以上の意味は無かった。いや、誘導弾の完成に狂人は貢献した。もちろん肉片としてこの世に痕跡を留めるのみ。
心せよ悪鬼(ネトウヨ)。心せよ羽賀芳和。心せよ青林堂。心せよビジウヨ。無差別殺人の対価は高い。そして殺人鬼を存在否定するモノの瞳、牙はもう被告を逃すことは無い。
それは仁にして智に満ち溢れる聖者。
義にして真なる命題。
善にして腐敗したこの世界にあって尚信じるに値する契約。
呪詛の如き誹謗を歓喜と安寧に変換する宿命。
さぁ、余命一派絶滅は止まらない。醜く死ぬ被告。せめて祈ろう、被告の魂がカネに変わり被害者を救済せんことを。