慰安婦被害者に毎月350万ウォンの支援金、家族は知らなかった
中央日報日本語版 6/18(木) 7:03配信

日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)が寄付金品を会計から
脱漏させていた疑惑などを捜査している韓国検察が、旧日本軍慰安婦被害者である
吉元玉(キル・ウォンオク)さんの養子であるファンさんとその嫁チョさんを召喚して
事情聴取を行っていたことが確認された。

吉さんの家族はこれに先立ち、正義連麻浦(マポ)憩いの場所長だった
故ソン・ヨンミ氏が吉さんの口座に入金された政府支援金など
多額のお金を私的に引き出していたという疑惑を提起した。

チョさんは17日、中央日報の電話取材に対して「16日、検察の事情聴取を受けた。
検察に知っている部分を正確にすべて話した。これ以上話す言葉はない」と明らかにした。
吉さんは麻浦憩いの場に滞在していたが、ソン氏が極端選択をした後の11日、
仁川市延寿区(インチョンシ・ヨンスグ)にあるファンさんの家に住まいを移した。

これに先立ち、吉さんの孫娘でありファンさん夫婦の娘は、ソン所長の死亡を伝えた
7日の中央日報記事に対して「今回の事件が起きて、所長がおばあさんの銀行口座から
多くのお金を引き出して別の口座に入れるなどのマネーロンダリングをしていたことを
知った。支援金の使途内訳を教えてほしいと言ったところ、あのような選択を…」という
コメントをした。あわせて「誰の指示もなくこれまでお金を不正に引き出したはずがない。
その誰かは尹美香(ユン・ミヒャン)だろうし…」という言葉も付け加えた。
与党「共に民主党」の尹美香議員は4月の総選挙時に比例代表で当選する前まで、
正義連理事長とその前身である韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)代表を務めていた。