>>538

 しかし、この“抱負”はたった1日で水の泡となってしまう危機に直面した。
肝心な李容秀さんの家族が同団体と市民運動家に対して疑惑を提起したためだ。

 李容秀さんの養女は、自身のSNSに関連記事のリンクを共有し、
「誰だ、お前? 誰も知らない」と訴え、団体結成を推進する市民運動家を狙い撃ちした。
彼女は「アイキャンスピークという団体は当事者(李さん)も知らない。
電話番号を知らないはずもないのに、一度ぐらいは事前に連絡して、
本人の意向を聞いてみるのが順番ではないか」と指摘した。

「団体を推進していた人物は、大邱2・28民主運動記念事業会のキム・ギョジョンという
人物でした。2・28民主運動とは、1960年代の李承晩(イ・スンマン)政権時代、
大邱の学生を中心に始まった抵抗運動です。慰安婦問題とはまったく関係のない人物が、
事前に相談もなく李氏の名前を掲げた慰安婦団体を作ろうとしたことについて、
養女は当惑したのでしょう。養女は、キムさんが某日刊紙の寄稿文で、
李容秀さんの2007年の米国訪問を支援したかのように書いていたことについても、
李さんの訪米を積極的に支援してくれた人物はキム・ギョジョン氏ではなかったと
非難しました。この言い争いには李さんの側近まで乗り出して、
『李容秀さんとキム氏の団体は全く関係ない』と主張。
現在は韓国日報の記事も削除されてしまいました。しかし、キム氏が団体結成を
諦めたかどうかはまだ分からない」(前述のジャーナリスト)