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公館より100メートル以内の区域では不可能?

 日本軍慰安婦像をつくった作家夫妻から、名誉棄損で訴えられた『反日種族主義』の
著者の一人、李宇衍(イ・ウヨン)氏。彼が支援者と共に作った市民団体が、
反日像真実究明共同対策委員会(略称「共対委」)だ。そのメンバーとして活動している
弁護士の金基洙(キン・ギス)氏が鍾路警察署へ足を運んだのは、昨年11月末のことであった。

 金弁護士は、正義記憶連帯の集会に抗議を示すべく、正義記憶連帯の定期集会日に
当たる昨年12月4日の正午、「日本大使館前の日本軍慰安婦像の近くで集会を開く」
との内容で、集会届を鍾路警察署に提出した。

 数時間たって鍾路警察署所属の警官から、金弁護士へ一本の電話がかかってきた。

「先生、さきほど鍾路警察署をお訪ねいただいたと思いますが」

 鍾路警察署の集会届受付担当のA警査(日本の巡査部長に相当)の声である。
集会届を提出した金弁護士に集会開催の目的と内容などを質問したA警査は、
金弁護士にこう説明し始めた。

「集会及びデモに関する法律によりますと、外国の公館より100メートル以内の
区域では、平日の業務時間帯の集会の開催は不可能です。
正義記憶連帯の水曜集会慰安婦運動については、集会ではなく文化祭
(警察は受付をしたくないから文化祭とワケのわからない弁明をしている)の形で、
業務時間外のランチタイムに限って開催されているという旨、
ご了承のほどよろしくお願いいたします」