「文在寅」肝いり雇用政策が大炎上、怒り狂う就活生に本人ダンマリはあんまり
2020年6月29日掲載

世界最大のハブ空港「仁川国際空港」が舞台

 韓国はスーパー学歴社会で、そのレールに乗れるか否かで人生が規定される
超弱肉強食の実態がある。かの文在寅大統領の側近、゙国(チョ・グク)前法相も
自らの近親者の入試で不正を働いてきた秘密を暴露され、司直の手が伸びることになった。
ここにきて、「学生の最も行きたい公企業」「夢の職場」とされる会社への採用問題で
学生らの不満が爆発。自らを“雇用大統領”と呼んだ文大統領の政策は
不平等のそしりを免れず、当人はだんまりを決め込んでいるという。

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 韓国の玄関口であり、世界最大のハブ空港として知られる「仁川国際空港」。
そんな巨大空港を運営する仁川国際空港公社は6月22日、60の協力会社に雇用されている
非正規労働者を6月中に全員正規雇用する予定だと明らかにした。
仁川空港で働く非正規労働者の数は実に9785人。そのうち、2143人を仁川国際空港公社が
直接雇用し、残りは3つの子会社で雇用する計画なのだという。
仁川国際空港公社の現在の正規職員は1400人程度というから、
今回の正規雇用計画のスケールがいかに大きいかが分かるだろう。

 非正規雇用者を正規雇用に。聞き心地の良い政策にも聞こえるが、意外や意外、
この計画に韓国では囂々の非難が起きている。

 その“怒り”の理由に触れる前に、今回の正規雇用計画の背景をご説明しよう。