気持ち悪い

「同性婚気持ち悪い」の県議、女性議員に宿泊先ホテルでの面会を要求

 SNS上の投稿に「同性結婚なんて気持ち悪いことは大反対!」と書き込み、抗議を受けて謝罪した愛知県の渡辺昇県議(53)=無所属=が11日、他県の女性議員に宿泊先のホテルを伝えた上で、面会を求めるメッセージを送っていたことを明らかにした。渡辺氏は「セクハラにはならないと思う」と述べた。

 渡辺氏によると、今年9月の宮城県視察の前に、フェイスブック上の「友達」の樋口典子仙台市議に、宿泊先を伝えた上で、あいさつしたい旨のメッセージを送ったという。渡辺氏は「性的なことを言ったわけではなく、情報交換という目的だった」と述べた。
「月がきれいです」などのメッセージも
 樋口市議は朝日新聞の取材に「会ったこともないのに、ホテルでの面会に誘うなんて非常識。返信をしていなくても『月がきれいです』などのメッセージが度々届き、違和感があった」と話した。
 会見で渡辺氏は、ほかの女性議員らにもメッセージを送るなどしたことを認めた上で、「SNS上の友達なのだから、嫌ならブロックしたり、はっきりと断ったりしてくれればよかった」と話した。
 渡辺氏はこの日の会見で、来春の県議選に立候補しない意向を表明。「実家の会社を継ぐためで以前から決めていた。今回のことが原因ではない」と話した。「政治家を引退するのか」という質問には「答える義務はない」と述べた。