「私、こんなことやりたいのかな」さとう珠緒48歳が振り返る“幻の地下アイドル時代”

さとう珠緒さんインタビュー #1

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革のミニスカでZELDAのライブへ

 さとうが小学校に上がる年、松田聖子が「裸足の季節」を歌ってデビューした。のちに自らも芸能界に飛び込むさとうは、当時のアイドルブームをこう懐かしむ。「やっぱりクルクルドライヤーを買ってもらって、聖子ちゃんの髪型を真似したりしていましたね。他にも松本伊代ちゃんとか、柏原芳恵さんや薬師丸ひろ子さんのコンサートに行って写真集を買ったり、ガッツリテレビっ子でした。アイドルがアイドルらしい時代でしたよね」

 意外なのが、中学時代からの展開である。“王道アイドル”に釘付けだった女の子は一転、ロックバンドにのめりこむ。「当時、バンドブームがやってきて、BOØWY(ボウイ)やALFEE(アルフィー)、米米CLUB、THE BLUE HEARTSとか、いっぱいバンドがあった中で、私はZELDAっていう女性グループが好きだったんです。それが中2、中3ぐらいの頃だったかな。お小遣いを貯めて、革のけっこうなミニスカとかはいて、ライブに行ってたんです」