797の続き
A子自身もA母の意見には何も疑問を持たなかったようで「私達がいたらお父さんだってお金の心配とかしちゃうし」と平然と言っていた。
私は漠然とだけど家族って支え合うものだと思っていたからそれが凄く不思議だった。
その後にA母から「この事は家庭の事だからあまり言わないでね」と優しく諭された。
正直その言い方と表情が怖くて私は周りに何も言わなかった。でも今すぐA子とは離れたくなった。でも6年間仲良くしてたし、その頃はクラス内でいじめがでてきて全体が敏感になってたからA子と離れることはできなかった。ここが最初の修羅場
中学は別々だった事もあり、今がチャンスだと確信してわざとしょうもない喧嘩をしてA子と連絡を断った。
成人式で再会した時が修羅場。
そして結婚式の時にA母に会い、当時の話し方や表情をより鮮明に思い出してしまったことも修羅場。
夢でみて飛び起きたくらい今でも怖い。
今でもA子はあの離婚を正しいと思っているのかはわからない。怖くて聞けない。
ただ結婚式でA子は新郎君と「健やかなる時も病める時も〜」と誓っていたが、あの頃のままならその約束は守られることはないのかも…と思ってしまう。
結婚で彼女は遠方へ引っ越していった。新郎君には悪いが何も言わずこのままFOする予定。