10歳娘に万引き手伝わせた母「お金もったいない」
2019.1.15 18:46


 仙台市内の量販店でおもちゃなど計約120点を盗んだとして窃盗罪に問われた女は15日、仙台地裁(田郷岡正哲裁判官)の初公判で「子供に買ってやるお金がもったいなかった」と起訴内容を認めた。検察側は、女が昨年2月に万引しているところを娘(10)に見られて以来「繰り返し万引を手伝わせていた」と指摘した。

 地裁は娘の特定を避けるため、女の氏名や住所、生年月日などを非公表とした。

 起訴状によると、昨年6月と9月、仙台市の量販店2店舗でおもちゃやキャリーバッグなどを盗んだとしている。

 女は、弁護側の被告人質問で「体調が悪くて就職できず、娘に満足におもちゃを買ってあげられなかった」と述べた。検察側は「身勝手な犯行で、子供の成長に悪影響だ」として懲役2年を求刑し、即日結審した。判決は23日。

http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/190115/evt19011518460033-n1.html