私が中学のおわり、高校受験を控えて眠らずに勉強していた時、急にストーブも電気も消えました。
母は入院していた本家の老人に付き添って病院にいたときでした。
祖母が停電だとろうそくに火をともしてきて、毛布を渡されてその日は震えながら居間で眠りました。
祖母は祖母の部屋に戻っていました。
翌日高熱を出して震えている私に気づいた母が、なぜ勉強するならストーブをつけなかったのかと問い掛けました。
夜のことを話したら、母が怖い顔で黙り込み、それでもその日は一日看病してくれました。
私が高校に入る頃、母が、家が狭くなるけどお母さんと二人で暮らさないか?と聞いてきて私はそれを受け入れました。
そこからアパート暮らしが始まったんだけど、つい最近母が話してくれたのは
・停電などではなく、わざと私のいた居間のブレーカーのみ落とした
・自分だけ自分の部屋のストーブをつけて暖まって寝ていた
・翌日、停電して怯える孫を献身的に庇う祖母をやるつもりだった
・母が予定より早く家についたため、祖母は起きる時間を間違えて私が先に母に事情を話してしまった
・母が落ちたブレーカーを見てしまった
ということでした。
この修羅場がトラウマて私は今でも老人が受け入れられません。