長ったらしい自分語りになるんだけど、もう少し続けます。

あくまで異性とは、ずっとプラトニックな関係を保ってきた。
それは大学に進学してからもそうで、適当なサークルに入って新歓なんかにも行ったりして、無難に過ごしてた。
大学生になってから、周りの異性が女っていうか
化粧くさい感じ、昔母親に感じたような香りが漂ってきてあまり気分が良くなかった。
その、いかにもな大学生活の中で唯一浮いていたのが彼女だった。
いつも一人だけど、まあ愛想は良くて、一般的な女子や男子からも、“オタク”みたいに言われてハブられてるような界隈のやつらにも
喫煙所で溜まってるDOQN風なやつらとも、分け隔てなく接して
いつもケラケラ笑ってた。
でも、いつも彼女は一人だった。
過剰に美化してるかもしれないけれど、許してほしい。


とりあえず、周りから浮きたくない、一人になるのが怖かった自分は
どこか遠巻きにいつも彼女を目で追うようになっていた。

科が一緒だったから、必修なんかでは彼女を目にする機会も多かった。
たまに席が近かったりして、挨拶くらいはする仲だったと思う。