周りの人は、いきなりの出来事に反応しかねてるのか、
巻き込まれたくないのか、誰も助けてくれなかったから、
全速力で、走って逃げた。

電車を降りたところが、改札口からかなり離れたところだったから、
障害物も、隠れるところもなくて、仕事道具を持ったまま、本当に全速力で逃げた。
(その日、スニーカーの日で本当によかった)

そのまま階段を駆け上がって、そのままパスモで改札を出た。
今思えば、駅員さんに助けを求めればよかったんだけど、
全速力の追いかけっこで、息も切れていて、頭も回らなくてとりあえず遠くに逃げたくて、
そのまま走り去って駅の前のマックのトイレに逃げ込んだ。

10分ほどして、マックの2階から外をみたら、
外にまだ4組さん男子がうろついていて、
明らかに私を探しているように感じたから、そのまま近くの交番に駆け込んだ。

事情を話したけど、警察の人は相手が障害者だからか、
ちょっとめんどくさそうで、
ここに匿うから、居なくなったら帰ってください、くらいの対応だった。

結局20分くらいそこで休ませてもらって、居なくなったようだったから、
自転車で自宅まで帰った。


子供の頃からちょっとやだと思っていたけど、
大人になってから「女性」として襲われた恐怖が修羅場。

そして、駅で人が沢山いる状態で、明らかに女性である私をめがけて、
障害者の巨体の男性が襲っているのに誰も助けてくれないだけでなく、
相手が障害者だからと、糾弾できない世の中の空気も、私にとっては修羅場です。