職場で仕事も出来ず、何の存在感も無く、定年まで仕方なく置いてもらっているだけの親父。
毎日机に座っているだけで仕事も与えられず、定時で帰ってくる。
そんな親父を毎日ゴミのような目で見る母親だが、結局はそのゴミの稼ぎで生きているゴミ。
つまりゴミ同士。
家の中は年中、葬式のように重たく暗い空気。
職場でつまはじきにされてる人間と、家で一日横になってテレビ見てるだけの人間に、会話なんてあるはずもない。
あぁ、自分にもっと稼ぎがあれば家を出られるのになぁ。