ウトからは挨拶がわりに「お前ら(夫婦で)出てけ」と15年くらい言われ続け、嫌がらせ受けながらも同居してた。専業農家でまあまあ稼げていたから。
秋頃、口喧嘩に完全に言い負かしたのを腹を立てたウト、年末、自分らを追い出いたい縁をきりたい旨の調停の申し立てした。ウトにどういうことなのかに聞きにいったら「こっちは弁護士に相談してるから。オマエラ終わりだからな」とか言われた。調停まで起こされたのでアパート探して家を出た。自分ら夫婦が家出るなら、とトメさんも実家帰った。トメさん、ありとあらゆるDV受けてたからウトと2人暮らしは無理だった。ちなみにウト、散弾銃とライフル持ってる。

年末年始もうまれて初めて独りで過ごしたウト。

そして年明けの調停。弁護士はいなかった。ウト、縁を切りたい旨の調停のはずだったのに「すぐに全部譲りたい・独りで何もかも大変」という主張にかわる。 で、第一回調停では『ウトが大反省してニ年間独りでやりくりしたら経営譲る件考えてやってもいい』みたいな話で終わり、第二回調停で話を詰めることになった。この内容でウトはよく納得したなー、2年間相当キッツイだろうな自業自得だけど、とか思った。

調停の10日後、ウトは自宅で散弾銃で自殺した。

こうしておけば良かったとかの後悔はマジで全く無い。調停に出頭するようにとの手紙が夫に届いてから、あれよあれよという間に、もう四十九日おわり。