新型コロナで窒息?日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が警告する「上気道狭窄(きょうさく)」とは?
https://news.yahoo.co.jp/byline/maedayohei/20220309-00285420
オミクロン株は,これまで報告されてきた変異株と比べ感染性が高く,
感染すると下気道症状よりも咽頭痛や鼻汁,鼻閉などの上気道炎症状が強いという特徴があります
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された症例のなかで,
咽頭,喉頭,気管の発赤や腫脹,白苔など高度な炎症が見られる症例や,
急性喉頭蓋炎,喉頭浮腫,急性声門下喉頭炎により上気道狭窄を呈して
気道確保を要した症例の診察情報が,複数の会員から寄せられています

上気道狭窄で怖いところは、最後、本当に気道が詰まってしまう(閉塞する)ときまで
酸素飽和度が下がらないところです

成人で喉頭に炎症を起こすのは、急性喉頭蓋炎という病気で、
実際に新型コロナによってこの病状が起きるという報告が論文でもなされています

お子さんの喉頭の炎症で最もよく見られるのがクループ(急性声門下喉頭炎)です

まとまった十分な報告があるとは言えない状態で、なぜ学会がこういう声明を出すのでしょうか
これは、上気道狭窄は医療者側が気づかないと命に関わることもあるからだと思われます

過剰に恐れてほしいということではありませんが、
上気道狭窄に気づかないと生命に関わる可能性もあり、
念頭に置く必要があるため、学会が声明を出したのではないかと思われます