妹「邪魔するぜーぃ」
俺「またマンガ勝手に持ってってたんか」
妹「ちょっと借りてました」
俺「事後報告ってやつだな。いい加減にしとけ?」
妹「さーせん!ほら、ちゃんと元の場所に戻しとくからさ!あれ?住宅情報紙?何ぃ?同棲でもするってぇ?w」
俺「あー、うん。そろそろそういうのも考えなきゃいけない年頃なのでね」
妹「え?マジで?」
俺「え?」
妹「マジで?」
俺「うん、マジで」
妹「へぇ、そっか。んで、どのくらいの部屋借りるの?」
俺「10帖3帖の1LDK」
妹「え?」
俺「え?」
妹「もう決めてるの?」
俺「うん」
妹「家賃は?」
俺「6万5千」
妹「高くない?」
俺「今も家に5万入れてるしなぁ。光熱費とか食費考えても四畳半からそっちに移れるならその方が良いでしょ」
妹「そっか。んー、じゃあ合鍵もらって勝手にマンガ読みに行くね」
俺「オートロックのカードキーだから合鍵作るのに五千円くらいかかるし、勝手に合鍵作れないらしいんだよね」
妹「あ、そう」
俺「それにマンガ全部置いてくから好きに読んだら良いぞ」
妹「マジか」
俺「部屋の中見に行った感じ、本棚とかそんなに置けなさそうだったからね。売っちゃっても良いんだけど、読みたいだろ?」
妹「まぁ、うん」
俺「ベッドとかももう古いしある程度買おうと思ってるから、何か使うのあったら持ってって良いぞ。棚とか椅子とか」
妹「んー、んーー、今のところ大丈夫。ホントに兄ちゃんが家出てくって時に考えるよ」
俺「そうして」
妹「そっかー。んー、そっかー」
俺「何?寂しい?w」
妹「うん。寂しい」
俺「ええ?」
妹「ええ?って何よwそりゃそうでしょw産まれてからずっと一緒にいた家族が出てっちゃうんだよ?そりゃ寂しいよw」
俺「あぁ、そっか」
妹「そうだよ。まぁでもしょうがないね!良い機会だから私も兄離れしないとだわ」
俺「あー、うん、でもちょこちょこ帰ってくるから」