辞める前にあの会社の悪口をぎゃーてーぎゃーてー叫んでいたんだわ俺は
地面にバナナ叩きつけるようにバカデカイ声で締め上げた
自分でやれよ!!!!!!
すると玄関に潜んでいたペイペイが
まだオチまでいってないのにも関わらずししゃり出てきた
玄関のドアを開けるフリをして

それだけは聞きづてならない
人間として聞きづてならないという風に

ペイペイの言っていたこと
少女漫画の主人公ぐらい自分でやれよと言っていたのな

あの時どうやって入ったのか
二階からだわ
座敷の隠し部屋と思うだろ
猫だけをそこにいれていたのな

つまり玄関の前に2人立たされていた
爺にバケツチャレンジさせられていた

気配がしなかった
あるいは外から気配が入ってきたのは猫を抱えていたんだわ