原告側代理人によると、男性は26年4月に入社し愛知県小牧市の工場に勤務。27年4月、業務が急に増えたことなどを理由に精神障害を発症し、約1カ月間休職した。

復職後、極端に少ない仕事しか与えられなくなった上、同年12月には朝礼中に上司から「態度が悪い」と蹴られ、翌日も複数の上司に懲戒解雇か諭旨退職を選ぶよう迫られた。

男性はやむなく退職届を出し、直後に小牧市にある職員寮の近くで自殺した。男性側は同社が「安全配慮義務に違反した」と主張している。