シャングリラ。
単調でショボイ曲なんだけれど耳にこびりついてはなれない。
学生の時、好きではないけれどなんか気になってしまう女の子っていただろう?
普段あんまり意識していなかったのに、ひょんな事で手を触れたとかで気になってしまい、
それから夢に出てきて、次の日目があったらドキッとしてしまい、天から墜ちて行くように、
もう加速で恋にまっしぐらな感じってあるよね?
今まさに僕はそんな感じなんだよ。

シャングリラ。
とびきり名曲なわけじゃない。
そう、佳子もとびきり可愛い子ではなかった。
でもなあ、俺は佳子が最高に好きだった。

俺は明日チャットモンチーのCDを買ってから、もう一度佳子に電話をするんだ。