卑弥呼の鬼道は高句麗道教の流れを汲む。
したがって神道の太陽信仰も、大陸の道教の影響を色濃く受け継いでいる。
高句麗国を建国した英雄は東明聖王の名で祭られていることからも、
太陽信仰の国だと分かる。

日拝(日の出を拝む)の文化を持ち、古墳を作り、三種の神器を用いて祭祀を行い、
太陽の中に棲む三本足の鳥、日本ではヤタガラスと呼ばれるものをシンボルとする。

天照大神と大日女の神名は、高句麗国の漢字用法(宣命書き)の影響を受けて作られている。

照はテルと読むが、大日も高句麗語ではテイルと読む。
つまり、大日(おおひ)を一文字で書くと照となる。
天照と大日が同じ神の名とされているのは、
同じ高句麗語を別の漢字を当てて表記したものだからだ。