いや、戦後間もない頃に行われた形質人類学に基づく調査とその結果のことを言っているのだと思う。

ちなみに、
「アイヌの特徴は認められなかったから」
といって、非縄文=渡来系、というわけでもないんだけどね。 
様々な系統の縄文人がいたことはこんにちでは常識。
また、個人的には、蝦夷の方こそが基本的に北方系渡来人が主体・親玉になった種族であると考えている。そこに加える形で、彼ら蝦夷は一部現地のアイヌ(の先祖)や、
鎮兵や柵戸(ともに関東以南における律令兵制である軍団の奥羽バージョン)として奥羽に赴任して来た和人のうち、その厳しい境遇に耐えられなくなって、鎮守府管轄領域からさらに北へ、つまり蝦夷の支配する領域に逃亡した和人たちもかなりいた。
そうした逃亡鎮兵や逃亡柵戸を蝦夷は自分たちの仲間にしたり配下に加えていった、ということのようだ。
『続日本紀』にその手の記録が複数散見される。