>>58 だって氏姓は苗字じゃないもの。

氏(うじ)は出身地/本貫を表し、姓(かばね)は(生まれ素性)を表すもの。
同じ土地の一族の人は殆ど皆同じ氏姓となるため区別の為に苗字を付けるようになった。

だから氏姓は隠れて苗字だけが表に出るようになった。

明治時代の大臣の登録は氏姓も登録してる。(本当の氏姓かどうかは怪しい人もたくさんいたが)
藤原朝臣永敏(大村益次郎)   多分正式呼称は、 大村藤原朝臣永敏 或は 大村藤原朝臣益次郎
・藤原朝臣利通(大久保利通)   大久保藤原朝臣利通
・菅原朝臣重信(大隈重信)    大隈菅原朝臣重信
・源朝臣有朋(山縣有朋?)     山縣源朝臣有朋
「越智宿禰博文」(伊藤博文)   伊藤越智宿禰

明治政府は、1870年の平民苗字許容令、1872年(明治5年)の壬申戸籍編纂の二段階によって「氏(シ、うじ)=姓(セイ、本姓)=苗字=名字」の一元化を成し遂げ、
旧来の氏・姓を公称することを自ら廃止したため、事実上、「藤原」などの旧来の氏・「朝臣」などの姓は、その役割を完全に終えた。
この壬申戸籍以後、旧来の姓は、それと一体化していた旧来の氏と共に、法的根拠をもって一本化された「氏(シ、うじ)=姓(セイ、本姓)=苗字=名字」に完全に取って代わられることとなる。
この新たな氏姓制度が日本国民全員に確立したのは、1875年(明治8年)の平民苗字必称義務令によってである。