●●● 柳田国男総合スレッド
日本の民俗学のパイオニア
柳田国男に関する総合スレッドです。 柄谷行人「遊動論−山人と柳田国男(前篇)」「文学界」2013.10:メモ
柄谷は柳田国男の後継者にコモンズを導入した宇沢弘文を置く。
講演時に柄谷の語った(柳田の)死後の魂のアソシエーションは靖国の論理に近いと思ったが、
実際靖国が「先祖の話」を模倣したという。
柳田は報徳社などを否定的媒介(by花田清輝)としたので、江戸の可能性を切り捨てた。
だから個人的には包括的協同組合論とは思うが評価出来ない。
柳田国男の協同組合論を読んでも何もでてこない。
柳田国男は協同組合に関して近代主義だ。
言っていることとやっていることが違う。
柳田国男は報徳社の意義を理解できなかったのだと思う。NAMのように報徳社は母体であって
主体ではない。協同組合社会は法律だけでは獲得出来ない。柄谷論考でも引用されている以下
の並松論文を読んで改めてそう思う。
http://ksurep.kyoto-su.ac.jp/dspace/bitstream/10965/448/1/AHSUSK_SSS_27_83.pdf