節分の鬼へ姿を変えた「方相氏」について
2月のイベントといえば節分。皆さんの多くは先日の日曜日、家族でそれぞれの行事をされたのではないだろうか。
さて、節分というと、「鬼は外、福は内」と言いながら鬼に豆を投げるあの行事を思い浮かべる人も多いだろう。そんな節分の鬼の元になったのが鬼神「方相氏」だ。
古代中国、宮廷では新年の前日である大晦日に邪気や悪鬼を打ち払い、新たに年を迎える行事として「追儺」の儀式が行われていた。
この時、疫鬼や悪鬼を払う存在として儀式に登場したのが方相氏だ。
https://mnsatlas.com/?p=44626 >>1
平安朝宮廷での「追儺」儀式は、節分だけでなく
尾張国府宮の鬼やらい神事の淵源でもあります。 >>2
洛中宮中で新しき歳の直前大晦日の戌の刻に仮面仮装した方相氏と
いう役人がイムヴィジブルな疫鬼を追い払う儀礼が、「追儺」。
内裏紫宸殿に渡御された帝が御覧になられたらしい。