ボーカルを何十にも重ねてコーラスを一発撮りで重ねる、というものは、
宅録技術のない時代、ギターソロも弾けない体たらくな私が編み出した音の「飾り」
であり、一番の遊びと冒険だった

用紙にさらっとラクガキする気持ちで書いた詩、
PCを触る遥か前にやっていた音を重ねる単純な表現、
それと今回も自分が大好きな、とにかくお気に入りのメロディ
こういう曲があったらなぁを自分で作る楽しさを感じている

製作中の感情としては、録音編曲作業の気持ちを除いては、
じつはかなり毒々しい気持ちでこの曲を書いた
ヒットチャートに乗って万人を騙せそうな薄っぺらい調子の曲調に
憎悪にも似た感情で作ってるなんてたのしいなってひとりでほくそ笑む場面もあった
こういうことは常に思ってる。ふいに客観視して面白がる

さこやん笑ってる、とあったけど、やっぱり自分のことが話題になってると笑ってしまうよ!