河のほとりに ふたり 坐れば
さざ波の かすかな 歌が きこえる
黙って このまま そばにいてください
悲しい思い出 流してしまうまで
ずっと昔から 知っていたような
そんな気がする あなたが 好きです

たくさんの時代が 水の面を
走りぬけていったのが
見えるような気がします
そして今 こんなに ちっぽけな
あなたと わたしを 河は
やっぱりやさしく つつんでくれるのです

河のほとりに ふたり 坐れば
たそがれ風さえ ふと たちどまる
黙って このまま そばにいてください
あなたの肩に もたれていたいのです
はじめから ずっと 知っていたような
そんな気がする あなたが 好きです