勇利が担ってるのはスポ根じゃなくて
アスリートであり同時に何処にでもいる弱さも矛盾も抱えた一人間がパートナーと出会って精神的に変化する部分だから
ヴィク勇は互いに行き詰まってたとこも大人のロマンスに相応しい


勇利はまだ憧れと恋愛とかの好意の種類は曖昧だと思うんだよね
よくわかんないけど愛とひとくくりにしてる
前スレでも言われてたけど恋愛経験ないから恋愛観が幼くて
同性にもお守りって意味だとしても指輪とか普通に渡しちゃう
勇利が人並みに経験あったら指輪って選択肢はしなかったろうなあ

スケーターとしては精神的に大人になった部分があっても
その恋愛観のつたなさと慣れてるヴィクトルとの対比もいいんだよねヴィク勇は

確かにあの結果はヴィク勇としてユリオのスポ根として色々考えると
よくできてるとは思うけどやっぱり主人公が頂点を目指す物語な以上
そういうカタルシスがないのは心情的にスッキリしないのはわかる

勇利は俺にどうしてほしい?(意訳)
から
勇利に俺は何をしてあげられる?
に変わったのがね…あれだよ…

勇利はヴィクトルのために自分を殺して背中押す事を決意したからね
選手とコーチ、しかも現役選手って間柄でなくなったら二人はもう二度と会うこともないかもしれない
それでも「選手としてのヴィクトル」を思って手を離す決意した勇利の気持ちもすげえ切ない
もうその選手としてのヴィクトルにも自分はかかせない存在になってるのにね

せっかく与える愛を覚えたのに僕のことはいいからって言っちゃう勇利なんだよな

そこはまだ誰かにとっての自分の価値を理解出来ない幼さだよね
でもこれはこれからガチの恋愛するならいずれ知ってくと思う

ここで見た勇利がハグしたお願いは全部叶う(ヴィクトルが叶える)っていうの好き
ヴィクトルのお願いは勇利叶えてくれないけど

だいたいきっかけは全部勇利からなんだよね
勇利のタイミングじゃないと拒否される率が高いから
勇利のアクションを待つかそういう風に誘導しないといけないっていう
高度な勇利操縦を要求される

勇利はヴィクトルに特別優しく特別大事にされてることを自覚してるけど
守られたくはないから、強くなりたいんだよね
守られるだけだと自分がヴィクトルの負担になってると感じてしまうから

勇利とヴィクトルってどっちが独占欲強いのかなって考えてて
同じくらいかなと思ったけど勇利はヴィクトルの為に手を離せるけど
ヴィクトルは何がなんでも離さないんだよね
勇利はヴィクトルのためなら自分がつらくても身を引ける
そういう部分が大人って言われたんだろうな
愛し合う二人が離れてもお互い辛いだけで
一緒に居るためにどうすればいいのか考えるのも
大人だと思うけど性質の違いか

ヴィクトルはエロス>アガペーで
勇利はアガペー>エロスって違いもあるよね
ヴィクトルを神様のようだという勇利がヴィクトルに無償の愛を捧げるのに対して
神様と思われてるヴィクトルが勇利を独占したいって性愛丸出しで逆