「ホームにて」

今日もホームにたたずむ・・・
列車の前には、乗客や見送りの人が動いていた。
あわただしい旅情のようなものが、すでに向かい側のホームに漂っていた。
目の前には、絶えず列車の発着がある。

向こう側のホームに停まったままの貨車もある。
そこには駅特有の雰囲気を持った忙しさがあった。
ホームに電車が滑り込んでくる。車体の巻き起こす風が、髪を揺らす。

登降客か交錯する束の間の時間、今ドアが閉まりかけて
灯りともる 窓の中では 帰り人の談笑が見える。
心は今夜も ホームに たたずんでいる。

 ・・・ ネオンライトでは 燃やせない 故郷行きの乗車券 ・・・

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